ヒューレ第一章について

※この投稿には「宵闇のヒューレ」のネタバレが含まれています。
まだ読んでいない方はご注意ください。






というわけで、第一章が終了し第二章が始まりました。
長編小説を途中で投げ出すことに定評のある才原にしては快挙です。褒めてくれていいです。
というわけで、裏話。
残念ながら死んでしまったチェルルの仕立て屋、モナ。
実は直前までモナが死ぬ予定は一切なく、むしろ今後もちょくちょく出てくる予定でした。
何故死んだかというと、新章でアーベントが城下町にお引越しするには、チェルルに彼が留まる楔を断ち切る必要があったためでした。
彼女はアーベントにとって、「恋人」ではないけれど、むしろ「恋人以上」の存在だった。その彼女がいてしまったら、言い方は悪いですが新参者であるアリアドネを追いかけることはできないでしょう。
彼女が死ぬことで、アーベントはチェルルを離れることができた。チェルルを離れるしかなかった。
そんなこんなで、モナは死ぬ形になってしまいました。私もちょっと惜しかったですが、ストーリーのためなら仕方がないです。

また、2章1話で出てきた新キャラ、アンザ。
彼女は書いてるときに私が「あ、キャラ出さないとこれ書けない」と急遽増やしたキャラクターでした。ポジション的には、モナと同じポジションに立ちます。
アーベントを見守る第三者視点が必要だったのです。やつは自分をあまり語りたがらない男なので。
わかの「誰よその女ァ!」は笑いました。えへへ。

というより、ヒューレは本編に関して全権を担わせてもらっているので、結構好き勝手に書いています。わかが提案したシーンは随時採用していますが、わかにも楽しんで読んでもらえるように新しいシーンを追加したり、より良いシーンにするために工夫したりと、わりといろいろしています。

これからしんどい話が続きます。才原もしんどいです。頑張って書きます。
これからも「宵闇のヒューレ」をよろしくおねがいします。

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